うさぎの種類は、非常に多種多様です。その種類は50種類近くにものぼるとされており、さまざまな個性を持ったうさぎが存在します。
ただそのなかでも、非常に高い人気を誇るうさぎとして「ネザーランドドワーフ」があります。
ここでは、このネザーランドドワーフの特徴について解説していきます。
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ネザーランドドワーフ(「ネザーランド・ドワーフ」とも。本記事では「ネザーランドドワーフ」の表記に統一)の「ネザーランド」は、「オランダ」を示す言葉です。文字通りオランダで誕生したうさぎですが、第二次世界大戦後の1948年にはイギリスに渡り、そこでも多くの人を魅了しました。
「ネザーランド」が「オランダ」を表す言葉なら、「ドワーフ」は「小さい」を表す言葉です。その名前の通り、ネザーランドドワーフはほかのうさぎに比べても小さく、基本的には1キロ程度の重さにとどまります。たとえ大きく育ったとしても2キロ程度にしかなりません。体長も30センチを切るくらいで、25センチ前後になることが多いといえます。
50種類近くもいるうさぎのなかでももっとも小さい品種として知られており、ワンルームマンションなどでも飼いやすいという特徴があります。
うさぎの特徴といえば「長い耳」ですが、ネザーランドドワーフの場合はそれほど長い耳を持ちません。比較的耳が短く、ぴんと立った耳を持っているという特徴があります。この短い耳を両手で持って毛づくろいをしようとがんばる様子は、見ていて非常にかわいらしいと評判を博しています。
ネザーランドドワーフのカラーバリエーションは非常に豊富であり、70種類近くもあります。特に注目したいのが「ライラック色」です。少し紫がかった透明感のある色であり、なかなか個性的です。
なお、単色であることが多いのですが、足が黒かったり、2色が混在したりしているネザーランドドワーフもいます。
ネザーランドドワーフを語るうえで欠かすことのできないキーワードが、「ピーターラビット」です。ネザーランドドワーフは、世界的に有名な物語ピーターラビットのモデルになった品種とも言われています。
ピーターラビットは物語のなかで、活発でいたずら好きなキャラクターとして描かれています。これはネザーランドドワーフといううさぎ自体の性格とも共通点が多いものです。現実のネザーランドドワーフもまたこのような性格を持っていますが、飼い主に対してよく甘えてくる個体もいます。
子どものころに5匹のうさぎと一緒に生活していた経験があり、子うさぎの飼育経験も有しています。自由奔放に生きるうさぎたちと過ごした時間も活かして、動物関係のライティングを多数手がけてきました。「分かりにくいことを、わかりやすく」をテーマにペットとの生活をサポートしていきます。