「かわいいうさぎと触れ合いたい!」と考えるのは、飼い主ならば当たり前のことです。
そのなかでも特に「抱っこ」に憧れる人は多いのではないでしょうか。
ここでは、「抱っこが好きなうさぎ」になってもらうべく、正しい抱っこの方法をお伝えしていきます。
抱っこに慣れていることで病院での診察時に暴れないでいい子に診てもらえるので、小さい頃から抱っこに慣れておくのは大切なんですよ。
目次
うさぎは、非常に憶病な生き物です。
自然界においては「捕食される側」であるため、体を拘束される抱っこを本能的に嫌う子は非常に多いといえます。
また、新しい環境に慣れることにも非常に時間がかかる生き物です。
そのため、うさぎと一緒に住み始めて3日間程度は無理に抱っこすることなく、うさぎの自由にさせてあげてください。
こうすることでうさぎは、「ここは安全な場所なのだ」と認識するようになります。この段階になって初めて、「触れ合い」「抱っこ」にチャレンジできるようになると考えておいてください。
また、たとえ飼い主と仲良くなっても、一緒に何年も過ごしていたとしても、抱っこを嫌う子はいます。人間の性格がさまざまであるように、うさぎの性格もさまざまです。小さいころから慣らしてももやはり抱っこが嫌いなようならば、無理をさせるのはやめましょう。
このことを踏まえたうえで、「正しい抱っこの方法」についてみていきましょう。
一緒に暮らし始めて2~3日程度経ったら、うさぎの頭~お尻のあたりを丁寧になでてあげるようにしてください。抱っこが嫌いなうさぎでもなでられるのは好き、という子は多いものです。
こうして「人間と触れ合うことは怖くない」と伝えます。
人間とのふれあいにある程度慣れたら、いよいようさぎを抱っこします。初めは座った状態で行うと安定します。
うさぎの腰を持ち上げ、お尻を支えてあげましょう。
優しく包み込むように抱いてあげたのち、飼い主の体に密着させて「ここは安心であること」を伝えます。
うさぎが嫌がったらすぐに離しましょう。またうさぎは思いもかけないほどに強い力を持っているものですから、取り落とさないように注意してください。
うさぎを飼いたいと考えている人ならば知っていることですが、うさぎは非常にデリケートな生き物です。特に耳は敏感ですから、抱っこするときに耳を掴むのは厳禁です。
正しい抱き方をマスターして、愛らしいうさぎとの触れ合いを楽しんでくださいね。
子どものころに5匹のうさぎと一緒に生活していた経験があり、子うさぎの飼育経験も有しています。自由奔放に生きるうさぎたちと過ごした時間も活かして、動物関係のライティングを多数手がけてきました。「分かりにくいことを、わかりやすく」をテーマにペットとの生活をサポートしていきます。
うさぎ雑学の個人的経験談
ある時病院へ爪切りに行った時、医者から言われたのが「普段から抱っこに慣れさせておいた方がいいですよ」とのことでした。何故かというと、診察している時や爪切りの時に暴れてしまうと人間だけでなくうさぎさんも怪我をしてしまう可能性があるから。あまりにも暴れてしまうので、病院でネットに入れて爪切りされたこともあります。確かに大人しくなるんだけどちょっと可哀想。。。と思ったり。確かに抱っこが得意なうさぎであれば大変な思いをすることも少なくなるとは思うけど、その子の負担になってしまっては元も子もないので、うさぎさんのペースに合わせるのが一番かなと思います。うちの子は相変わらず抱っこ嫌いですが、自分からお膝に乗ってきてくれることもあるので嫌われてなくてよかったー!と思いますね♪